(4)福岡県警察本部警務部監察官室より回答

2012年6月8日 福岡県警察本部警務部監察官室より回答がありました。

回答

平成24年6月8日

福岡県警察本部警務部監察官室長

申出に対する回答について(通知)

上記のことについては、別紙のとおり回答します。

別紙

2012年5月23日付けの文書を読ませていただきました。

1につきましては、福岡県公安委員会からの通知書(平成21年10月9日付け、平成21年12月11日付け、平成22年5月6日付け及び平成22年5月27日付け)のとおり回答されているものと承知しております。

2につきましては、調査の結果、回答者名、日付等を記載した通知書の作成、送付を失念していたものであり、侮辱する意図はなかったことが判明いたしました。

なお、当該担当者に対しては、的確に事務処理を行うよう指導いたしました。

全文

1.不明点5件について「既に回答している」と判断した件

私が2010年12月7日付けで、監察官室へ調査をお願いしたのは次の不明点5件です。

1. 現場状況が、私の認識する状況、現場隊員の説明、分駐隊長より受けた説明、調査結果報告書の4つが一致せずバラバラである理由

2. 現場で鳴らしてもいないサイレンを、調査結果報告書で「吹鳴している」などと虚偽報告している理由

3. 警察官の威圧的な対応について、電話説明では発言について認めていたものの、報告書では一切触れられず「良識ある態度を持って応接している」などと都合の良い報告を行っている理由

4. 警察法に基づき文書による苦情の申出をしたが「電話で回答した」などとし、適正であったと判断した説明を求めても一切応じない理由

5. なぜ、虚偽報告をしてまで現場状況を隠さなければならないのか

公安委員会からの回答には、これら不明点について説明はありません。回答が無いので苦情が解決しないのであり、問題と考えているのです。
にもかかわらず、監察官室は「回答されているものと承知」しているらしいです。
通知書が何日付であるかは、私の資料「現在までの状況」に記載している通り、既に分かっていることです。
監察官室の「既に調査を行い、その結果を通知している」という回答に対して、どこに不明点5件の回答があるのでしょうか?という質問だったのですが、いつ通知書を発行したかという、既に分かっていることを回答してきています。

そもそも日付に関しては、記載なしで送付するような監察官室が、何を得意気に書いているんだ?と受け取ってしまいます。

このように監察官は、隊員が公安委員会の調査で虚偽報告していることを黙認するのです。
監察官の役割って、いったい何・・・?

2.署名も日付もない文書で回答した理由の件

回答は、「通知書の作成、送付を失念していたもの」らしいです。

嘘でしょうね。
前回の紙面には「別紙」という文字もありませんでした。
通知書を付けるつもりもなく、あの紙が「別紙」という認識もなかったと見えます。
うっかり忘れる失念とかではなく、意図して作成しなかったのでしょう?

それに、今回の文書には監察官室長の押印があります。これは、回答送付の手順に室長のチェックが入るという事ですね?
つまり、前回の文書はこの手順に従わなかったという問題があるわけです。
手順どおりなら、室長印を貰わないといけないので、通知書の作成を失念などという結果が出るはずがありません。

私は、2011年2月11日付けで「表題も日付も記載していない紙面1枚とは、随分な回答である」と苦言を呈しています。
公務員の仕事として、文書に日付を記載することなどは当然のことだと私は考えていました。
いや、公務員に限らず社会人としてあたりまえではないですか?
通知書作成送付を失念していたなどと過失があれば、私の苦言になんらかの回答があってしかるべきだと思います。
しかし、監察官室はこれを無視したため、私は「過失ではなく、故意であったと判断」しました。

今回、失念していたと回答が来ましたが、なぜ、前回の私の苦言を無視したのでしょうか?
私の申出により、通知の手順を踏んでいないことが分かっていたはずです。
理由はさっぱりわかりませんが、とにかく、室長印が無くとも回答を送付できてしまう事務処理に問題がある事は明白です。
問題を繰り返さないためにも、個人の記憶に頼る運用ではなく、事務処理手続きの見直しをすべきだと考えるのですが、監察官の対応は「的確に事務処理を行うよう指導した」に留めています。
これでは、また同じことを繰り返してしまうのではないですか?

担当者の失念が原因としたいようですが、このような対応を見ると調査結果が妥当であるかどうかも疑問です。
室長印を忘れるなど、大きな問題だと思うのですが私の考えと、監察官室の考えの何が違うのか。
本当に理解に苦しみます。